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アメリカ銃撃事件に思う [時事雑感]

アメリカも法憲法改正を:アメリカ銃撃事件に思う

フロリダ州Orlando(日本ではオーランドと読むが, 現地ではdoで終わるからオランドウとdoに強勢が来る。)

私の長女一家はOrlandoに隣接するベッドタウンKissimmee(現地読み、キサミー)に住んでいるので、これまでに何度も行ったことがある。

オランドウにはディズーニランドを始めMGMスタディアム、Epcot Centerなど遊園地、娯楽施設が集中している。フロリダモールという大規模ショッピングモールもあるので、大勢の観光客で賑わっている。

ここで最近立て続けに銃撃事件が起きた。最初は6月10日女性歌手がコンサート会場で公演が終わりファンサービスにサインに応じているとき至近距離から射殺され、犯人もその場で自殺。6月12日にはゲイの集まるナイトクラブでの乱射事件で、アメリカ史上最悪の101名の死傷者を出した。

大規模な銃撃事件が起る度に銃の規制問題が話題になるが、銃の保有は合衆国憲法で保証されていると、共和党右派と政治的圧力団体「全米ライフル協会NRA」が反対する。

原文
THE UNITED STATES CONSTITUTION. BILL OF RIGHT AMENDMENT 2

WELL REGULATED MILITIA, BEING NECESSARY TO THE SECURITY OF A FREE STATE, THE RIGHT OF THE PEOPLE TO KEEP AND BEAR ARMS, SHALL NOT BE INFRINGED.

合衆国憲法 修正第2条 権利条項修正
よく統制された民兵は、自由な国家の安全保障にとり必要である故、人民が武器を保有し携帯する権利は、これを侵してはならない。

これはアメリカ建国後3年目の1791年の修正である。200年も昔、南北戦争(1861~1865)以前の話だ。日本で言えば武士が大小を手挟んで闊歩していた時代のことだ。

私が会社を引退したのは1998年だったから、それ以前の話だが、米国出張は羽田からシカゴ経由だった。シカゴに出先の事務所があった。或るときシカゴでの休日に、当時世界最高と言われたシアーズタワー(442メートル)に昇ろうと、エレーベーター待ちの行列に並んだ。ふと前の人を見るとジャケットのボタンが外され、腰に拳銃のホルスターが見えた。一瞬ギョッとした。あゝ、アメリカでは銃の携帯が合法なのだと実感した。

拳銃を身に着けた市民を見たのはこの時だけで、取引先のアメリカ企業の社員や、身内(長女と次女の婿やその友人)、テネシー州の子会社の社員で銃を持っているのを見たことがない。

今回の大銃撃事件を受け、民主・共和両党間で銃規制案に提出されたが、一致できず暗礁に乗り上げたとのニュースが報じられている。連邦最高裁は個人の武器保有は合憲としている。個人は民兵組織の一員ではないのだから、上記の憲法条文を明らかに拡大解釈されているように思える。

下図の様に今や銃による年間死者は交通事故の死者を上回っている。交通事故は自動運転技術の進化により今後さらに減るだろう。
blog2016014USA銃死者resize.jpg

実は銃による死者の6割は自殺だという。医療費が高いアメリカでは、不治の病と宣告され、普段は使わない拳銃を取り出す老人もいると聞く。

民兵でもない個人に武器所有を認めるのは、日本の陸海空の戦力はこれを保持しないとしながら、自衛隊を強化している憲法9条と同じく、アメリカも憲法2条の改正が必要ではあるまいか。

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削る [時事雑感]

これまでこのblogで何度も書いてきた。褥瘡のはなしである。
毎週金曜日は形成外科クリニックに行く。神戸垂水区では唯一の形成外科開業医である。一昨年2月の入院時にできた重度褥瘡の治療、退院後の3月から治療を始めたから、丸2年を過ぎ3年目に入っている。

クリニックは予約制ではなく、受付順に名刺大のプラスチック製番号札が渡される。9時半から診療開始だから私は老人ホームの無料シャトルバス9時発の便に乗るようにしているので、9時半までには到着する。今日は16番だった。私はその札を他の患者さんに隠すようにしてロビーに座る。最近は電光掲示板に表示される番号に関係なく、私は優先的に呼び込まれるからだ。

電光掲示板の下には「診療内容により順番が変わることがあります」と一応断り書きがある。順番が来てもここでは無粋にマイクで呼び立てることはしない。看護師か受付嬢が1人ずつ呼びに来て診察室か処置室に案内してくれる。耳の遠くなった年寄りや、子供用の待合コーナーでビデオや漫画に熱中している子もいるからだろう。

9時半になり電光掲示板がまだ1番を表示しているのに、私を呼びに来た。私が番号札を他の患者さんから隠す理由である。

靴下を脱ぎ処置室のベッドに腹這いになる。現在は右足だけだ。左は完治した。看護師が電動ベッドを上昇させ踵の被覆材を剥がし、生理食塩水で洗浄すると、院長が入って来る。時々金属製の削り棒で削る。流石にそれは痛いから、今までは「先生また削っているのですかと」聞いていた。今日はこちらが聞かずとも看護師が「いま創の周りの厚い皮膚を削っています」と実況説明してくれた。

以前にも書いたことがあるが、科研の細胞製剤フィブラスト・スプレーを吹き付け、軟膏(カデックス)を塗ったクッション性のある被覆材(エスアイ・エイド)の小片で覆い、幅広の伸縮性のあるテープで覆う。時間にしてクリニックに着いてから30~40分くらいのものだろうか。

後何か月かかるのだろうか。削られるたびに残り少ない人生の時間を削られる思いがする。あの時皮膚移植手術が出来ていたら、半年で治っていたでしょうねとクリニックの院長が前に言った。今となっては後の祭りである。

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やっぱり異常 [時事雑感]

“違法ではないが不適切” 東京都知事の政治資金の公私混同問題で出された弁護士団の結論だが、それはこの稿の主題ではない。

世の中に女装家という肩書がある。男性が女装をしているのである。テレビで一見女性のように化粧しているが、喉に注目するとAdam’s Apple呼ばれる男性特有の隆起があり男性だと判る。

数年前、元英会話学校NOVAの仲間男女4人とソウルへ旅し、繁華街明洞(ミョンドン)を歩いた時、化粧品店の前に日本語で「Ikkoさんも激賞のBBクリーム」の立て看板があった。
Ikkoさんって誰?化粧品に縁のない私が言った。同行のS氏は化粧品材料の開発技術者だから知っていた。「日本の有名な美容師ですよ」

帰国後インターネットで検索するとIkkoさんの画像が見つかった。完全に女装である。そういえば日本には女装している著名な歌手も何人かいる。

ある地方議会の議員が同性愛は異常と発言してネット上で袋叩きに会い、発言を陳謝取り消すという騒ぎがあった。公人には言論の自由がないらしい。私人の立場から私も同性愛は異常だと思う。少なくとも正常とは言えまい。

考えてみると、今の日本、否、世界は、昔なら異常とされたことを全て受け入れなければならぬ寛容な社会に変容しつつあるのか。昔は左利きさえ異常とされ、離乳食を食べ始めた赤ん坊の時から、左利き(ぎっちょ)にならぬように柄の曲がったスプーンも売られていたし、親も厳しく躾つけたものである。「ぎっちょ」は今では差別用語らしい。

LGBTという性的マイノリティの人達を私には正常とは思えない。だが私は差別する気は毛頭ない。人口の1~3%という異常な運命の星の下に生まれたことに同情を感じる。

日本の憲法では結婚は両性の合意に基づくとあり、民法でも認めていず、同性結婚は違法だと言える。世界的には欧米で法制化の傾向にある。アメリカではちょうど1年前の6月25日、連邦最高裁判所が同性婚を容認する判断を示したことで、以来各州に急速に広がっているようだ。

ただしアフリカ、中近東では同性愛は刑罰の対象になるそうだ。カナダでは、かなり前から認められていた。NOVAのカナダ人の先生で帰国後にメールをくれた。日本では隠していましたが、実は私はレスビアンです。カナダでは合法で、間もなく孤児院から養子を迎えます。その日を楽しみに2人で準備しています。と嬉しそうに書いてきたのを思い出す。

NHKに72時間テレビと言う番組がある。かなりプライバシーを侵す番組であるが、過日ニューヨーク、マンハッタンのコインランドリーにカメラを据えて撮影していた。マンハッタンノの古いアパートでは洗濯機は使えないそうで、多種多様な人種が洗濯物を抱えてやってくる。ゲイの男性が入って来た。
「どちらがハズバンド?」番組のプロヂューサーが聞いた。
「両方ともハズバンドだよ」マッチョな男は肩を揺すって笑った。

日本では未だ「違法ではないが不適切」な段階にさえ達していない。だが自治体により同性婚に夫婦同様の権利を認める動きもでてきた。それでも私人としての自分は、LGBTはやっぱり異常だとの思いが拭いきれないのである。

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時の記念日 [時事雑感]

昨日は時の記念日だった。大化の改新で知られる天智天皇(AD626~672)が漏刻(水時計)を創り時刻を告げた日だったと伝えられる。

貴方の口座に毎日24時間、1440分、86400秒の時間が振り込まれます。毎日全部引き出して使い切らないと、残高は翌日に繰り越されずに消えてしまいます。

1年の価値を知るには、落第した学生に聞いてみるといいでしょう。
1ヶ月の価値を知るには、未熟児を産んだ母親に聞いてみるといいでしょう。
1週間の価値を知るには、週刊誌の編集者に聞いてみるといいでしょう。
1日の価値を知るには、日刊紙の記者に聞いてみるとよいでしょう。
1時間の価値を知るには待ち合わせしている恋人たちに聞いてみるとよいでしょう。
1分間の価値を知るには電車にちょうど乗り損ねた勤め人に聞いてみるとよいでしょう。
1秒の価値を知るには、たった今、すんでのことで事故を回避できたドライバーに聞いてみるといいでしょう。
10分の1秒の価値を知るには、オリンピックで惜しくもメダルを逸した選手に聞いてみるとよいでしょう。

時は待ってはくれません。今の時を大切にしましょう。昨日はもう過ぎ去ってしまいました。明日はまだ分りません。
今日は与えられたものです。だから今を英語でプレゼントといいます。

実はこれは何年か前に私のパソコンに送られてきたメールである。時の記念日で思い出したので私なりにアレンジして転載した。

私に残された時間の総量はどれほどか知る由もないが1日1日を大切にしたい。


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伊勢志摩サミットで思ったこと [時事雑感]

 Summitとは英語で切り立つ山の頂上の意味だ。国連加盟国数でみると、現在世界には193の国がある。その中の頂点に立つ国と言うのは随分思い上がった表現ではあるまいか。

サミットの歴史を紐解くと、第1回はフランスのランブイエで1975年11月、参加国は英・米・仏・日・東独・伊の6か国だった、第2次大戦で互いに敵国だった国が結束したのは、たまたま東西冷戦の鉄のカーテンの西側にいたからである。冷戦の遺物と言ってよい。

第2回1976年6月米国サンファンでの会議からカナダが参加して7か国となる。
日本では第5回目の東京サミットが最初となる。赤坂離宮が会場となった。議長を務めたのは大平首相だったが、翌年のイタリアのベネチアでの会議は大平首相の急死により外相が代理出席した。

ソ連がデタントで崩壊するやロシアの大統領エリッツエンが第23回のデンバーに招待された。エリッツエン大統領はその後第24回(英バーミンガム)第25回(独ケルン)に招かれている。

第32回(2006年)はロシアが議長国で、プーチン大統領が帝政時代の首都サンクトペテルスブルグで開催したこともあったが、クリミヤ侵攻により総スカンを食い、資格停止処分となった。

サミットの警備がこれほど厳重になり、一般市民にも迷惑を及ぼすようにまでなったのは2001年アメリカの同時多発テロ以降だろう。

アメリカ大統領の警護は驚くほど厳重で、映画にもなった有名な大統領専用機Air Force Oneの他に専用大型ヘリコプター2機、防弾装甲を施した専用車2台と数台の警護用車両を大型輸送機に積んで持ち歩いている。今回の岩国基地(自衛隊共用)基地から広島ヘリポート、平和公園に至る経路は2週間前からパイロットが実際に慣熟飛行をして確認したそうだ。

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ベチナムハノイを訪問

大統領は日本に飛来する直前、かつての敵国、北ベトナムの首都ハノイと、アメリカが不名誉な敗戦を喫した元南ベトナムの首都サイゴン(現ホーチンミン市)をも訪れ、戦争の非人道性を訴えた。専用機以外に専用ヘリや専用車2台、随行員、警護員用車両を積み込んだ大型輸送機も同時にして移動している。巨額の税金を使っての旅行である。トモダチである筈の日本の警護態勢は全く信用していない様子である。
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NHKは岩国基地から平和公園到着までを実況放送をした。岩国から広島ヘリポートまでは防弾仕様の2機の専用ヘリコプターに加え、2機のオスプレイも随行員を載せて飛んで来た。
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(専用車を守るボデイxガード)

平和公園では航空自衛隊のヘリコプターで先着していた安倍首相、地元を選挙地盤とする岸田外相が出迎えた。
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世界で最初に生身の人間の殺戮に原爆攻撃を行った国、アメリカの現職大統領が世界最初の攻撃目標に選んだ広島を訪問した。オバマ氏は就任早々核兵器のない世界を訴えてノーベル平和賞を受けた。残り任期は来年2月に終わる。いわゆるレームダックである。今回の広島訪問を最後の機会として有終の美を飾り
たかったのであろう。
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アメリカには原爆投下が戦争終結を早めたと信じている国民感情が未だに根強い。日本は1,945年7月24日に通告された降伏勧告のポツダム宣言を天皇制の維持をめぐり、ぐずぐずと受諾を引き伸ばし、片や本土決戦を叫ぶ日本軍の存在があった。

アッツ島、サイパン、または沖縄で日本人は女子供に至るまでが、生きて虜囚の辱めを受けるなと洗脳されて死ぬまで戦う。人命尊重のアメリカ人にしたら、まるで理解できないエイリアンの集団のように思えたろう。私達が鬼畜米英と吹き込まれていたのと軌を一にする。

本土決戦となれば、幾十万人ものアメリカ兵が命を失うところを原爆投下によって日本人の戦意を削ぎ、戦争終結を早めたというのである。広島ではオバマ氏は謝罪と受けとられかねない挙動や言辞を慎重に避けていた所以である。

歴代のアメリカ大統領は、退任後に回想録を書くのが慣例となっている。バラック・オバマ氏は回想録の始章にノーベル平和賞を、終章にヒロシマ訪問を書くのだろうか。

それにしてもG7は創設当時こそ全世界のGDPの70%を占めていたが、今では50%を切っているそうだ。BRICSと呼ばれた新興勢力の目覚ましい発展に伴い、その相対的地位は著しく低下しているそうだ。

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